西須政広(にしすまさひろ:1917~)
系統:弥治郎系
師匠:西須政芳
弟子:
〔人物〕大正6年6月13日、山形県米沢市の西須政太郎の三男に生まれた。長兄に政芳、弟に政明がいた。昭和5年小学校卒業後、長兄の西須政芳について木地の技術を修得した。各種木地製品を挽いたが、こけしの木地も挽いた。その後兵役についたが負傷して家に戻った。昭和14年より兄の西須木工所で木地挽を再開した。終戦直前の昭和20年6月に兄の政芳が亡くなったので、以後政広が継いで木工所を経営した。
〔作品〕政広自身が自分名義のこけしを多く作ったことはなかったが、西須政芳名義のこけしの中にも政広の描彩したものもかなりあるといわれている。
〔伝統〕弥治郎系と蔵王高湯系の混交
〔参考〕