平間勝治(ひらまかつじ:1941~)
系統:遠刈田系
師匠:大宮正男
弟子:小山芳美
〔人物〕昭和16年3月30日農業平間金平の六男に生まれる。昭和31年4月より宮城県遠刈田の大宮正男について木地の修業を始めた。勝治は大宮正男の妻の甥にあたる。こけしは昭和44年10月より製作している。
平成30年には宮城県の育成事業で木地を学んだ小山芳美を弟子として指導した。
〔作品〕師匠の大宮正男の型を継承している。正男は遠刈田佐藤好秋について木地を学び、好秋の家にいた佐藤友晴、我妻市助などの影響下にこけしを製作した。しかし戦後の遠刈田の低迷期をも経験したので個性を消した一般型風の時代が続いた。平間勝治もこの時代にこけしを作り始めたので、吉郎平系列の個性を発揮するというよりは一般型の傾向が表れたこけしを作った。
〔伝統〕遠刈田系吉郎平系列
〔参考〕