小山芳美(こやまよしみ:1981~)
系統:遠刈田系
師匠:平間勝治
弟子:
〔人物〕昭和56年3月15日、新潟県新潟市南区の農業小山芳博、さち子の長女に生まれる。平成15年3月、京都橘大学を卒業し、その後実家に戻り地元のスーパーマーケットで働いた。
こけしが好きで愛好家でもあったが、友人に勧められた事もあって蔵王町の育成事業に応募し、平成28年7月に採用された。基本的な木地技術の指導を受けた後、こけし工人の平間勝治を師として伝統こけしを製作するようになった。住まいも刈田郡蔵王町宮に移した。
平成31年4月に小山芳美名義でこけしを製作することを許可されて、宮城蔵王こけし館での作品の販売を始めた。
育成事業で同時期に指導を受けた仲間には、我妻司、小松里佳などがいる。
現在は週に数日宮城蔵王こけし館に通って、こけし製作を行っている。またこけし館の仕事にも積極的に取り組んでおり、将来を期待される。
〔作品〕師匠の平間勝治の作風に従って、こけし製作を行っている。
〔17.7cm(平成31年)(橋本正明)〕 胴底に初作と記入がある
〔伝統〕遠刈田系
〔参考〕
- 田中厚志:遠刈田系三工人〈こけし手帖・700〉(令和元年5月)