松田正一(まつだしょういち:1912~)
系統:南部系
師匠:松田精一
弟子:
〔人物〕大正元年9月27日、岩手県盛岡市の木地業松田徳太郎、センの長男に生まれた。父の徳太郎は松田清次郎の弟であったが、清次郎が若くして亡くなったので父の弟子であった花巻の煤孫茂吉について木地を修得した。正一は清次郎の長男精一について木地を学んで、木地業を継承し、盛岡木工株式会社に勤めた。注文によりキナキナの製作も行った。稗貫郡石鳥谷に住んだというが以後の消息は不詳である。
〔作品〕松田徳太郎譲りのキナキナを製作した。おしゃぶりとしての形態をよく残した作品だった。
〔伝統〕南部系
〔参考〕