佐藤澄子

佐藤澄子(さとうすみこ:1925~)

系統:遠刈田系

師匠:佐藤守正

弟子:

〔人物〕大正15年1月30日に宮城園柴田郡柴田町槻木に燃料販売業の大宮正吉、ゐなの7人兄弟の長女として生まれた。小学生の時より学業優秀で、大河原の女学校を卒業してから名取市高舘にて小学校の教員を務めた。父の勧めで昭和26年2月に遠刈田のこけし工人佐藤守正と結婚した。面倒見が良く、遠刈田に嫁いでからも小学生の給食の世話などをした。二男一女に恵まれ、木地屋の女房として、守正を支えた。絵心のあった澄子は昭和50年前後から近所の婦人たちに自宅で絵付けの指導を行った。和紙と守正の木地を使いお雛様や七福人等を教えた。和やかな雰囲気の教室で、お菓子を持ち寄り昭和60年頃まで続けられた。顔料を用いた描彩は守正同様、頗る達筆で華やかであった。
現在は、サラリーマン時代を仙台市で暮らした長男の俊哉(昭和26年生まれ)夫婦と穏やかな日々を送っている。

佐藤澄子 昭和25年

〔作品〕夫守正の木地に描彩したこけしがある。手慣れたこけしであり、こけしも若い時からかなりの数量を描いたと思われる。


佐藤澄子〔17.2cm(平成17年)(松田ひろむ)〕80歳の描彩

こけしの他に木地玩具や木地人形の描彩も行った。

七福神

内裏雛二種

系統〕 遠刈田系

 

 

 

[`evernote` not found]