田辺香(たなべかおり:1974~)
系統:鳴子系
師匠:岡崎靖男
弟子:
〔人物〕昭和49年9月15日、埼玉県戸田市の石英ガラス加工職 峰岸忠男の三女に生まれる。平成10年3月北里大学水産学部を卒業後、水産会社の研究室や水質分析の仕事に従事した。平成22年に結婚した。
元々職人の手仕事への憧れが強く、手芸・絵画・陶芸が趣味でもあった。岩手県一関市藤沢町で毎年8月に行われる土器を焼くイベントにも参加し、3年連続して受賞した。大崎市産業経済部観光交流課による「地域おこし協力隊」の鳴子こけし工人の募集を知って、こけし工人を志した。
地域おこし協力隊とは、「地域の宝を再発見し、世界へ情報発信を行うとともに、移住・定住人口拡大のためにお手伝いをする人たち」として大崎市が任命する。田辺香は令和2年4月1日に最初に任命された協力隊二名のうちの一人である。
令和2年4月より、鳴子の岡崎靖男についてこけし製作の技術を学び始めた。
令和3年11月のNHK 小さな旅 「こけし ほほ笑んで~宮城県 鳴子温泉郷~」では岡崎靖男のもとで木地を挽く姿が紹介された。
〔作品〕令和2年5月ころよりこけしの製作を始めたが、6月から岡崎靖男の店(岡仁)に作品を並べるようになった。
〔12.1cm、12.1cm(令和2年7月)(中根巌)〕右端は岡崎才吉型
〔伝統〕鳴子系岩太郎系列
〔参考〕
- かおり@鳴子こけし工人修業中
- 中根巌:田邉香 の試作〈木でこ・238〉(令和3年9月)