鎌田美奈枝

鎌田美奈枝(かまたみなえ:1955~)

系統:弥治郎系

師匠:鎌田孝志

弟子:

〔人物〕 昭和30年10月15日、増子十一の三女として生まれる。白石の鎌田孝志と結婚、平成3年5月より夫孝志の指導によりこけしの描彩を始めた。昼間は仕事に出ているので多くは作れないが、夫孝志とともに鎌田文市の作風の継承に努めている。


鎌田美奈枝

 〔作品〕作り始めの当初は、夫孝志が作っていた戦後の鎌田文市、孝市の作風を継承してこけしの製作を行った。


〔30.3cm(平成10年)(高井佐寿)〕

その後、夫の孝志が祖父鎌田文市の古作を追求するようになり、美奈枝も同じように戦前の作風の再現に取り組むようになった。そうした作の幾つかが下掲写真のように平成10年ころから伊勢こけし会で定期頒布された。
それぞれ原となった鎌田文市の面影を良く表現できていて、魅力ある作品となった。

〔14.8cm(平成14年)(橋本正明)〕 伊勢こけし会定期頒布
〔14.8cm(平成14年)(橋本正明)〕 第89回伊勢こけし会定期頒布


〔 24.2cm (平成20年)(伊勢こけし会)〕第108回伊勢こけし会定期頒布


〔 21.2cm(平成29年)(伊勢こけし会)〕

下掲は7寸足らずのこけしながら大振りの頭に大胆なベレー飾りを配して、昭和初期の文市の情感を十分再現できている。


〔 20.5cm(平成31年)(橋本正明)〕

下掲は二人挽き手描き時代の弥治郎様式を想定して製作されたもの、左端は飯坂佐藤栄治の師であった佐藤常治のあやめ模様の再現を試みたもの、右端は新山栄五郎の母みわ風のあやめ模様を再現したもの。
下掲二本はともに美奈枝の作であるが、令和2年9月の名古屋こけし会では左端の型を孝志が、右端の型を美奈枝が製作した二本組の頒布が行われた。


〔右より 18.0cm、23.5cm(令和2年7月)(橋本正明)〕

ほかに佐藤勘内型なども作る。

系統〕 弥治郎系栄治系列

 〔参考〕

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