矢口権佐久

矢口権佐久(やぐちごんさく:1901~)

系統:蔵王高湯系

師匠:岡崎長次郎

弟子:

明治34年ころ山形にて生まれた。蔵王高湯の岡崎長次郎について木地を習得した。大正12年春から13年春までと、大正14年2月から10月までの二回岡崎長次郎方で職人として働いた。山形の山川源吉、山寺の佐藤正雄は兄弟弟子である。
その後山形市香澄町で木地業を営み、戦後も長らく営業していた。その後の消息は不明である。こけしは長次郎の弟子時代に作ったであろうと思われるが、残っていない。作品は未確認である。
戦後、昭和27年から29年まで、岡崎長次郎に頼まれてこけしの木地を挽いた。戦後の岡崎長次郎作のこけしは矢口権佐久の木地である。

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