江川のよ(えかわのよ:1932~2009)
系統:弥治郎系, 新型・創作
師匠:見取り
弟子:
〔人物〕福島県耶麻郡西会津町野沢の「野沢こけし」の作者。野沢こけしは民芸品製造業井上義治が考案した創作こけしであるが、井上義治には江川実という弟子がいた。のよ(昭和7年11月1日生ー平成21年8月没、78歳)は江川実の妻女で、主に描彩を担当した。義治の長女の井上ゆき子はその婿となった四郎と共に佐藤春二の弟子となった。
実、のよ夫妻は、義治を継承し、実木地・のよ描彩の創作こけし「野沢こけし」を製作した。
〔作品〕野沢こけしとして売られた。
〔30.9cm(昭和50年頃)(高井佐寿)〕実木地・のよ描彩
〔系統〕創作あるいは弥治郎系一般型
胴模様などに井上ゆき子の作った春二様式の影響も感じられる。