我妻真人(あがつままさと:1975~)
系統:遠刈田系
師匠:我妻吉助/我妻敏
弟子:
〔人物〕昭和50年3月28日、仙台市の我妻敏の長男に生まれる。昭和63年に仙台市太白区秋保町湯元に「秋保工芸の里」がオープンすると、一家はそこに移って「我妻こけし製作所」を開き、こけしの製作を続けた。平成6年4月より父の敏について木地の修業をはじめ、さらに仙台の祖父我妻吉助からも指導を受けた。ただ最初は盆、茶托などを専ら挽いて、こけしは作らなかった。蒐集家からの依頼もあって、こけしの製作を始めたのは、平成15年頃からと思われる。
〔作品〕父の我妻敏、祖父の我妻吉助の作風を継承。
下掲は平成15年の作で作り始めの頃の作。すでに松之進の系統らしい剛直さを感じさせる作品であった。
〔24.5cm(平成15年)(中根巌)〕
〔伝統〕遠刈田系吉郎平系列
〔参考〕
- 秋保工芸の里
- 中根巌:珍しいこけし(三)〈伊勢こけし会だより・164〉(令和2年12月)