秋山忠男

秋山忠男(あきやまただお:1942~)

系統:鳴子系

師匠:秋山忠市

弟子:

〔人物〕 昭和17年11月7日、宮城県玉造郡鳴子町の木地業秋山忠市・かうの長男に生まれる。昭和36年県立古川高等学校を卒業、父忠市について木地を修業した。昭和40年頃よりこけしの製作を始めた。昭和45年4月東京こけし友の会で頒布紹介された。
昭和59年4月に父忠市は他界したが、その後も忠市の弟子松田昭司とともに鳴子こけし通りの店でこけし製作を続けた。

左:秋山忠男 右:秋山忠市

秋山忠男 平成7年 

〔作品〕父忠市は祖父秋山忠の復元を行ったり、祖型回帰を試みたこともあったが、忠男はむしろ鳴子の一般型を作り続けていた。おっとりとした素直な作風であった。


〔27.3cm(平成9年)(高井佐寿)〕

〔伝統〕鳴子系岩太郎系列

〔参考〕

  • 浅賀八重子:秋山忠とその周辺〈こけし手帖・187〉(昭和51年10月)
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