高橋正子(たかはしまさこ:1945~)
系統:鳴子系
師匠:高橋輝行
弟子:
〔人物〕昭和20年12月13日、宮城県玉造郡鳴子町出身の高橋松子の長女に生まれる。母松子はその父高橋盛とともに一家で秋田に移って、戦争中をその地で過ごした。秋田時代に結婚し、長女正子を生んだ。昭和25年の冬、一家は鳴子に戻った。こけしの描彩は母松子の指導により少女時代から行なっていた。昭和40年伯父高橋盛雄の弟子であった高橋輝行と結婚した。輝行は盛雄の職人を長く勤めたが、昭和44年に独立、昭和47年には鳴子町馬場に店を構えた。正子は昭和54年頃から夫輝行の木地に描彩し、正子名義で作品を出すようになった。但し作品数は多くはない。
〔作品〕高勘のこけしを継承した。女性らしいおとなしい作風のこけしを作った。
〔右より 21.3cm(平成7年)、10.6cm(平成9年)(国府田恵一)〕
〔伝統〕鳴子系利右衛門系列。
〔参考〕