安藤齢太郎

安藤齢太郎(あんどうれいたろう:生年不明~)

系統:蔵王高湯系

師匠:

弟子:羽咋芳太郎/佐々木染蔵/伊豆定雄/鶴利平/鶴利男/野川平一郎/野川平三郎/小関栄

島根県出身の木地屋。21歳のとき、山形県の技師となり、肘折・新庄などで木地を指導した。遠刈田の佐藤丑蔵が齢太郎の木地講習の助手をしたこともある。
大正11年12月と、大正13年12月の二回、銀山で木地講習会を開いた記録がある。会場は第一回が鶴利平宅、第二回が伊豆定雄宅で、受講者としては羽咋芳太郎、佐々木染蔵、伊豆定雄、鶴利平、鶴利男、野川平一郎、野川平三郎、小関栄等が知られている。玩具や小物類のほか、こけしの作り方も指導したといわれ、作るこけしは蔵王高湯系に近いものだったという。
作品は確認されていない。
腕より口の達者な職人だったという。後年山形で万年筆屋をはじめたが、火災にあい、以後消息不明。

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