猪狩勝彦

猪狩勝彦(いがりかつひこ:1918~1996)

系統:遠刈田系

師匠:佐藤文助

弟子:

〔人物〕大正7年11月15日。福島県平の猪狩清大の次男に生まれる。佐藤誠の弟子となった猪狩庄平は長兄である。昭和24年より白石で木地を習得して、新型風のこけしを製作した。
遠刈田の佐藤文助とは木地の関係で縁故があり、昭和45年ころから文助の型を継承した伝統こけしを作り始めた。
平成8年2月7日没、行年79歳。
木地を挽く技術に誇りを持ち「私はこけし工人という名が好きではありません。木地屋、轆轤師で良いのではないでしょうか」と語っていたようである。

右:石川篤次郎 左:猪狩勝彦 昭和58年1月

〔作品〕昭和40年代の佐藤文助の作風を忠実に継承していた。


〔 30.3cm(昭和54年)(高井佐寿)

〔伝統〕遠刈田系茂吉系列

 

[`evernote` not found]