庄内大山(現在の鶴岡市大山)の岡村豊作が所蔵していた明治32年の「木地寸形記」、表紙には「明治丗二年 木地寸形記 亥旧五月吉日」と書かれている。東長沢の長作文書(明治19年)より時代は下るが,この頃庄内地方で作られた弁当… 続きを読む
じしゃのき
こけしの用材の一つ。和名はエゴノキ(学名 Styrax japonica)。 エゴノキ科の落葉小高木である。北海道~九州・沖縄まで、日本全国の雑木林に多く見られる。5~6月に、その年にのびた短い側枝の先に1~4個の白い花… 続きを読む
筒井郷玩店
筒井英雄が大阪日本橋の南詰に開業していた郷土玩具専門店。 筒井英雄は明治19年生まれの写真家で、大正3年ワンダース写真館を開業、早撮り写真「ワンダース」として全国的に知られた。筒井英雄が何時どういうきっかけで玩具に興味を… 続きを読む
娯美会
ごみかい 大正末期から昭和の初めにかけて大阪を中心に趣味人が集まった会。 東京には、三田平凡寺が中心になって結成した趣味の集まり「我楽他宗」があったが、関西にもそれに刺激を受けた「浪華趣味道楽宗三十三所」という集まりが出… 続きを読む
こけし句会
昭和23年ころから、作家福田清人が中心となって西荻窪で催されていた句会。大日本国語辞典の編集者松井簡治の息子でその校正にも携わった松井驥(駑十)などもこの句会に参加していた。昭和26年6月にこの句会の句友19名が10句づ… 続きを読む
相川忠次郎
肘折近在の出身で、明治40年ころ横山政五郎と同時期に佐藤周助の弟子となった。詳細は不明。〈こけし辞典〉で白鳥正明は「横山忠次郎と同一人かも知れない」としている。 出典は、肘折を最初に詳しく調査した加賀山昇次が〈こけしの郷… 続きを読む
小形律子
〔人物〕昭和11年10月29日生まれ。小形通憲の妻女。夫の通憲に従い、平成14年頃よりこけしの製作を始めた。 〔作品〕通憲と同様に、小島長治郎経由の鈴木庸吉様式のこけしを作った。 〔24.0cm(平成14年… 続きを読む
渡辺義徳
〔人物〕 昭和26年12月14日、福島県飯坂のこけし工人渡辺喜平の次男に生まれる。父喜平について木地の技術を学び、昭和50年頃よりこけしの製作を始めた。ただし、こけしの製作期間は短く、間もなく転職した。こけし作者渡辺幸典… 続きを読む
渡辺正雄
〔人物〕大正6年2月24日、福島県船引町の農業渡辺章三郎の長男に生まれる。昭和25年より、白石で新型のこけしを作っていたが、昭和26年より弥治郎の佐藤辰雄に師事して木地の技術を学んだ。旧型も作るようになった。 昭和27年… 続きを読む
渡辺長一郎
〔人物〕大正6年11月30日、福島県郡山市の農業渡辺清次の長男に生まれる。昭和22年木地の技術を永井実より学んだ。その後、こけし作りを志し、昭和45年より中ノ沢の岩本芳蔵の指導を受けた。岩本善吉の流れを汲む蛸坊主と呼ばれ… 続きを読む