渡辺聡

渡辺聡(わたなべさとし:1981~)

系統:土湯系

師匠:渡辺幸典

弟子:

〔人物〕 昭和56年12月11日、福島県飯坂の渡辺幸典の二男に生まれる。戸籍表記は渡邉聡。山形大学工学部を卒業後、福島市役所に勤めている。
こけしは平成22年より、父幸典の指導を受けて製作している。木の伐採以外の作業については殆ど指導を受けており、刃物作りも習得している。平成23年11月25日発行の〈伝統こけし・最新工人録〉(カメイ美術館発行)では、渡邉幸典の項に、「聡氏(幸典氏・二男)修業中です」と紹介された。
平成24年12月神田の古書肆ひやね発行の〈こけし往来・第40集〉「鯖湖こけしの系譜」で池上明によって初めて写真紹介された。正式な販売は平成25年より行っている。  
妻女のめぐみもこけしの描彩を行う。 
飯坂鯖湖の角治―喜平―幸典―聡と続く系譜で、角治の父である土湯の渡邉作蔵から数えると、五代続いてこけしが確認される系譜となる。

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左:渡辺幸典  右:渡辺聡  

〔作品〕 下掲は〈こけし往来・第40集〉に掲載されたごく初期の作。


〔18.5cm(平成24年)(池上明)〕

父の幸典より継承した鯖湖の型を忠実に継承している。

  〔右より、18.2cm(平成27年10月)、15.1cm、15.1cm」(平成28年6月)聡のこけし、15.1cm(平成27年10月)、15.1cm(平成28年6月)妻女恵みの描彩(中根巌)〕
〔右より、18.2cm(平成27年10月)、15.1cm、15.1cm」(平成28年6月)、15.1cm(平成27年10月)、15.1cm(平成28年6月)左2本は妻女めぐみの描彩(中根巌)


〔18.0cm(平成28年)(目黒一三)〕

系統〕 土湯系鯖湖亜系

 

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