早坂せつ子

早坂せつ子(はやさかせつこ:1935~)

系統:鳴子系

師匠:早坂隆

弟子:

〔人物〕昭和10年12月6日、宮城県志田郡三本木町の農業斎藤作治、まさおの長女に生まれた。三本木小学校を卒業した。昭和30年鳴子の木地業早坂隆と結婚した。隆は当時独立していたが、以前岡崎斉吉の木工所で働いていたのでこけしの木地は挽いた。しかし描彩をしたことはなかった。せつ子は昭和31年頃から夫隆の木地に見様見真似で描彩を行うようになった。隆は昭和33年に川向地区に店を出し、せつ子描彩のこけしを店頭に並べた。昭和35年7月に長男利成が誕生した。
昭和41年に夫の隆も蒐集家に勧められて描彩をするようになった。隆およびせつ子は昭和42年6月〈こけし手帖・76〉で作者として紹介された。昭和44年10月には鳴子の駅前通りから鳴子小学校へ上る坂の山側に土産物店を移し、夫婦のこけしもそこで売るようになった。以後一貫してこけし製作を続けた。昭和54年から長男利成も木地の修業を開始した。夫の隆は
平成22年3月15日に他界した。


右:早坂隆 左:早坂せつ子 昭和37年 撮影:露木昶

 

〔作品〕鳴子共通の様式を踏襲している。下掲写真のような菱菊の胴模様が主であるが、楓、あやめ等の模様も描く。素直な筆法で整った顔立ちのこけしを描いた。


〔 24.0cm(平成10年)(高井佐寿)〕

〔伝統〕鳴子系共通型。

 

 

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