渡辺鉄男

渡辺鉄男(わたなべてつお:1937~2017)

系統:土湯系

師匠:見取り

弟子:

〔人物〕 昭和12年2月1日、福島県土湯の農業渡辺和一の二男に生まれる。 鉄男の生まれた家はみなとやの遠縁にあたり、また西山敬三とも姻戚関係にあった。鉄男は指物師を本業としていた。
昭和48年より、見取り学問で木地を挽き始めた。昭和48年10月頃より、こけしの製作を始めている。縁類にあった西山徳二のこけしを継承している。
平成29年11月26日没 行年81歳。

〔作品〕 製作は昭和48年からであるが、蒐集界で注目されるようになったのは、昭和49年くらいからである。名古屋こけし会では昭和49年9月に椿の胴模様の西山徳二型を頒布している。
昭和50年には西山徳二の極く初期の細胴型を復元した。木地のバランス、描彩ともに徳ニの雰囲気をよく再現出来ており、好評であった。
晩年は、徳二型を経た本人型を作ることが多かった。

〔右より 23.5cm、23.5cm、18.8cm、22.0cm(昭和50年5月)(橋本正明)〕 徳二型
〔右より 23.5cm、23.5cm、18.8cm、22.0cm(昭和50年5月)(橋本正明)〕 徳二型

〔19.0cm(昭和51年)(橋本正明)〕 名古屋こけし会10周年記念作
〔19.0cm(昭和51年)(橋本正明)〕 名古屋こけし会10周年記念作

系統〕 土湯系松屋系列

 

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