大正13年11月より同15年8月にかけて活動した関西で最も古い郷土玩具の研究、同好会。 同人は友野祐三郎(主宰)、筒井英雄、黒田源次、尾崎清次、西原豊の五人。筒井英雄は大阪の「筒井郷玩店」の店主で、古鳴子や飯坂の栄治、善… 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 蒐集家
元村勲
こけし愛好家。 明治37年7月23日、鹿児島県に生まれる。昭和2年東京帝国大学理学部動物学科を卒業後、東北帝国大学に赴任し、助手、助教授をへて昭和18年に教授となった。動物発生学が専門で、とくに卵の授精と極性に関する研究… 続きを読む
岡島誠太郎
大正期から昭和初期(戦前)にかけて活躍した関西のこけし蒐集家。専門はエジプト史で奈良女子高等師範学校(現在の奈良女子大学)教授。 〔経歴〕 明治28年2月20日、大阪で貿易商を営んでいた岡島東助とその妻きくの長男として… 続きを読む
木村弦三
きむらげんぞう 戸籍名は木村哲也。木村源蔵あるいは弦三の筆名を用い、こけし界では木村弦三として広く知られる。 津軽系こけしの復興に貢献した青森県弘前市のこけし研究家・蒐集家。 温湯、大鰐を中心に津軽地方の木地師たちにこけ… 続きを読む
たつみ
東京でこけしを扱った店。店主は森亮介(本名 二良)。 戦前昭和16年に開業した第一次たつみ(麻布霞町1番地 昭和16年~昭和18年5月)、戦後の第二次たつみ(板橋区仲宿27 昭和35年の約8ヶ月)、第三次たつみ(中野区鷺… 続きを読む
料治熊太
古美術研究家、評論家。朝鳴と号した。 明治32(1899)年7月10日岡山県都窪郡に生まれる。関西中学卒業後、大正8年に上京して、国学院大学で折口信夫の講義を受講、翌年雑誌記者として研究社に入社した。関東大震災後に博文館… 続きを読む
井の頭こけし研究会
昭和47年2月から翌昭和48年1月までほぼ隔月に計6回開催された研究会。 メンバーは、西田峯吉、土橋慶三、武田利一、小野洸、柴田長吉郎、久松保夫、中屋惣舜、浅賀八重子、箕輪新一、橋本正明の10名である。柴田長吉郎が幹事役… 続きを読む
集古会
集古会は明治29年1月上野韻松亭で開かれた集古懇話会の集まりからスタートし、以来昭和19年まで続いた趣味人同好の会である。 最初は、東京帝国大学の坪井正五郎教授が旗を振り、研究室の若手だった八木奘三郎や林若樹が実務を担当… 続きを読む
うなゐの友
清水晴風編の〈うなゐの友〉はこけし図版を掲載した最初の文献として知られる。 編者清水晴風は当初〈うなゐの友〉十編を出す予定であったが、六編までで亡くなったので、版元芸艸堂山田直三郎の勧めで西澤笛畝が後を引き継ぎ完成させた… 続きを読む
西田記念館
戦前から昭和の年代にわたり、こけし界をリードしたこけし研究家・蒐集家西田峯吉のコレクションを中心に展示する記念館。 自分のコレクションをこけしの故郷に残したいという西田峯吉の意思を汲んだ公益財団法人東邦銀行教育・文化財団… 続きを読む