石沢寅雄(いしざわとらお:1926~2009)
系統:蔵王高湯系
師匠:石沢角四郎
弟子:
〔人物〕 大正15年12月3日石沢角四郎・むねの長男として山形県釈迦堂に生まれる。東沢尋常高等小学校卒業後、溶接工として日本飛行機㈱に勤めた。戦後、山形市内の工場に勤務。ずっと木地には関係しなかったが、昭和40年11月より父角四郎を助けて木地の手伝いを始めた。その後、こけし製作を学んで昭和41年頃より寅雄名義のこけしを出すようになった。昭和41年9月、〈民芸こけし瓦版〉の会で頒布があった。ただ、製作は会社勤めの傍らであった。本格的に製作を開始したのは、父角四郎が他界した昭和44年からである。
平成21年6月21日没、行年84歳。
〔作品〕 父角四郎の型を忠実に継承したこけしを作った。昭和50年代から、依頼されて斎藤松治の型も作るようになった。
〔伝統〕 蔵王高湯系三春屋