伊豆徹

伊豆徹(いずとおる:1952~)

系統:鳴子系

師匠:伊豆護

弟子:

〔人物〕 昭和27年10月26日、山形県尾花沢市銀山の伊豆護の長男に生まれる。伊豆定雄は伯父にあたる。昭和46年新庄工業高校機械科を卒業後、神町の自衛隊に入隊した。昭和48年3月に自衛隊を除隊、父護について木地の修業を行った。木取りや材料調達など基本的なところから木地の仕事の修練を積んで、やがて昭和50年頃よりこけしを挽くようになった。描彩は昭和53年ころより開始している。高齢になった父護のための木地も挽いている。父とともに銀山で伊豆こけし工房(本館および工芸館)を営んでいる。

伊豆徹 平成25年12月 国府田恵一撮影

〔作品〕 護の型を継承したが、伯父伊豆定雄の古作の研究も行い、バランスの良い銀山こけしを製作している。


〔 15.0cm(昭和60年6月)(橋本正明)〕


〔30.3cm(平成9年)(高井佐寿)〕

銀山のこけしはNHKの朝の連続テレビ小説「おしん」(昭和58年放映)で有名になり、おしんこけしとしても人気がある。
  

〔伝統〕 肘折や蔵王高湯の影響もあるが、基本形としての鳴子系に分類されている。

〔参考〕

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