加藤信一(かとうしんいち:1920~)
系統:鳴子系
師匠:大沼純
弟子:加藤正美
〔人物〕大正9年7月22日、宮城県玉造郡鳴子町の加藤恒治の長男に生まれる。国鉄に入社し定年まで勤務した。定年退職後こけし製作を志して、昭和51年に鳴子の大沼純に師事した。昭和51年6月頃よりこけしを製作するようになった。大沼純の義弟金田一政一は兄弟弟子である。妻女正美も昭和55年頃から信一の木地に描彩するようになった。
〔作品〕大沼純のこけしをもとに鳴子の共通型である菱菊を基本としたこけしを作る。小寸などには自ら工夫した肩のない形態なども作る。
〔伝統〕鳴子系 鳴子共通型