佐藤慶春

佐藤慶春(さとうよしはる:1941~)

系統:弥治郎系

師匠:佐藤辰雄

弟子:

〔人物〕昭和16年3月3日、宮城県刈田郡福岡村弥治郎の佐藤昇、きくの三男に生まれる。母きくは佐藤今三郎の長女で、志村家から昇を婿に迎えた。佐藤辰雄、慶明は兄である。
昭和31年白石市立福岡中学校を卒業後、13歳年長の兄辰雄について木地を学んだ。こけしも作ったが昭和35年に転業して、木地から離れた。その後東京に出て、千葉県松戸市常盤平に住んだ。
転業後こけしは作らないが、平成27年巣鴨とげぬき地蔵高岩寺で弥治郎系工人の実演があったときに会場に来たことがあった。

右:佐藤慶春、左:新山実
平成27年7月 巣鴨とげぬき地蔵高岩寺にて

〔作品〕今三郎の型ではあるが、目鼻を顔の下部に描いて童顔となっており、木地を学んだ当時の兄辰雄の様式に従っていた。


〔18.0cm(昭和34年頃)(高井佐寿)〕

製作期間は短く、作品数も多くはない。 

〔伝統〕弥治郎系幸太系列

〔参考〕

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