武田正志

武田正志(たけだまさし:1930~2015)

系統:山形系

師匠:武田卯三郎

弟子:

〔人物〕昭和5年7月9日、山形県米沢市大町のこけし工人武田卯三郎の三男に生まれる。武田信吉は次兄、コウは妹である。米沢商業学校卒業後、昭和23年より米沢市住ノ江町の父の工場で、卯三郎について木地の修業を始めた。昭和28年に父卯三郎が亡くなった後は、兄の武田信吉と共に工場を継いだが、昭和33年に米沢市東2丁目で独立し、主に新型こけしの木地を挽いた。昭和42年より卯三郎型のこけしも作るようになった。
 平成27年5月15日没、行年86歳

〔作品〕昭和42年にこけしを製作開始したころは胴に松竹梅を描く卯三郎型を作っていたが、卯三郎の師匠筋にあたる山形の小林一家の作風に沿ったこけしも作り始めた。
下掲では、山形風の胴模様に、髪と鬢には天童の様式も取り入れた様式を追求している。


〔 30.3cm (平成9年)(高井佐寿)〕

〔伝統〕山形系

 

〔参考〕

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