遊佐妙子(ゆさたえこ:1949~)
系統:鳴子系
師匠:遊佐博志
弟子:
〔人物〕昭和24年10月24日、宮城県玉造郡鳴子町の遊佐耕三の二女に生まれる。学校を卒業後、10年ほど教員生活を送った。岡崎斉吉の六男博志と結婚、博志は入婿となって遊佐姓になった。
博志は遊佐家でも木地を挽いてこけし作り、また妙子にも描彩を指導した。妙子は夫の木地に描彩し、昭和59年頃より妙子名義で作品を店に出すようになった。
平成9年1月15日に夫の博志は他界したが、その後も他人の木地に描彩を続けている。上鳴子の岩下こけし資料館で描彩の実演なども行っている。
岩下こけし資料館には夫博志の父斉吉が使った鉋類など木地関連の道具類が展示されている。
〔作品〕夫の遊佐博志の作風を継承している。
誕生記念こけし(生まれたときの身長にあわせて作る)などの製作も行う。
〔伝統〕 鳴子系岩太郎系列 作品は一般型。
〔参考〕