斎藤右内

斉藤右内(さいとううない:1927~)

系統:肘折系

師匠:佐藤文吉 見取り

弟子:

〔人物〕昭和2年12月1日に天童で生まれる。父は斎藤三代男。刑務署勤務の間に署内作業場で木地の技術を身につけた。定年退職後、天童に戻ったが近所に佐藤文吉がいたので友人付合いをするうちに見取りでこけしを作るようになった。

 〔作品〕製作当初は下掲のように佐藤文吉の型を作っていた。その後、事情があって文吉型は作れなくなったので、やがて肘折系の横山政五郎や鈴木幸之助の型を作るようになった。


〔24.8cm(平成3年11月)(ひやね)〕

この政五郎型については、平成3年頃、愛好家の助言で政五郎の長男に政五郎型こけし製作の許可をたのんだところ、許可は得られなかったが、作ってはいけないということでもなかったので、時々作るようになったということらしい。正式な頒布は平成12年の名古屋こけし会第94回頒布が最初であろう。東京こけし友の会でも同年に政五郎型を頒布している。


〔25.4cm(平成12年)(橋本正明)〕 政五郎型

 

 

〔伝統〕肘折系

 

〔参考〕

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