池内潮音

池内潮音(いけうちしおね:1997~)

系統:弥治郎系

師匠:新山吉紀/新山真由美

弟子:

〔人物〕平成9年2月16日千葉県勝浦市串浜に池内円海(えんかい)、玲子の3人兄弟の長女として生まれる。父円海は650年の歴史を有する日蓮宗の潮耀山(ちょうようざん)恵日寺(えにちじ)の第39世住職である。
潮音は平成27年3月千葉県立大原高等学校普通科卒業後、学校法人専門学校東洋美術学校インダストリアルデザイン科クラフト・ファニチャーコースに進学し、平成29年3月に卒業した。もともと家具のデザインをする仕事に就くことを希望して進学したが、授業の一環で物作りの奥の深さに魅かれ、育成事業に応募して4月より宮城県白石市で木地修業を始めた。平成30年4月から新山吉紀工人と新山真由美工人を師匠として修業を続けた。新山匠太工人は兄弟子となる。令和2年3月10日の弥治郎こけし工人会でデビューを認められ、3月末まで3年間の修業を経て4月1日にデビューした。専業ではないので注文に対して急な対応は難しいが、地道に製作に取り組んでおり、こけしの他にえじこ等も作っている。

池内潮音 令和2年4月

木地を挽く池内潮音 

〔作品〕師の新山吉紀や真由美の作風を継承している。しっかり木地修業を積んだので作品の完成度は高く描彩も巧みで、色の使い方が師匠と同様に鮮やかである。

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〔右より習作7.5㎝(令和元年10月)、初作9.0㎝(令和2年4月作)、初作18.7㎝(令和2年4月作)、えじこ9.0㎝(令和2年4月作)(中根巌)〕


〔18.2㎝(令和4年2月)(伊勢こけし会)〕

〔伝統〕弥治郎系 新山系列

 

〔参考〕

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