高橋仁

高橋仁(たかはしひとし:1935~)

系統:鳴子系

師匠:早坂隆

弟子:

〔人物〕昭和10年7月10日、山形県上山に生まれた。学業終了後、明治乳業に就職し、上山、天童の工場に勤務した。昭和41年結婚を機に、自ら技術を身に着けることを決意し、昭和42年末より翌5月までの期間に、鳴子の早坂隆について木地を習い、兄弟子原野光璋の家に寝泊まりして技術を習得した。描彩はもっぱら隆の妻女せつ子の指導を受けた。
年期明け後帰郷して、昭和43年に上山市旭町にロクロを設置し、「上山じんこけし」という屋号をつけて独立した。昭和45年に家を新築した時には、こけしを50本ほど作りお祝いのお返しとした。同じ上山の工人阿部好とは友人関係にあって、共同で作品展を開催したことも数回ある。
平成10年に脳梗塞を発症、以後こけしの製作は休止している。
 

〔作品〕鳴子の共通型を作った。


〔30.4cm(昭和40年頃)(高井佐寿)〕

〔伝統〕鳴子系共通型

〔参考〕

  • 中根巌:珍しいこけし(六)〈伊勢こけし会だより〉(令和4年3月)
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