深見喜三

深見喜三(ふかみきぞう:生年不明~)

系統:鳴子系

師匠:高橋万五郎

弟子:

明治10年ころ宮城県栗原郡一迫町川口の農家に生まる。深沢要著〈こけしの追求〉の鳴子高橋万五郎の項にその名がある。万五郎の最も古い弟子と言われる。後に釜石へ行き、鋳物の型を挽いたこともある。脚気になって鳴子へ戻り、その後故郷の一迫町川ロヘ帰って魚屋に転業、晩年は旅館業をしていたという。中風で死亡。
高橋武男談によると、「喜三は北海道へ行き、登別で働いていたとき膽澤為次郎,と逢った」という。これに対し、伊藤松三郎は、「喜三は北海道へ行ったことはない。北海道へ行ったのは兄の喜助であろう」と語った。

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