大沼志けよ(おおぬましけよ:1894~1918)
系統:鳴子系
師匠:大沼岩太郎
弟子:
明治27年2月7日、大沼浅吉、せいの三女として宮城県鳴子に生まれた。母せいは大沼岩太郎の長女、浅吉は岩太郎の養子に入った。きのひ、みつのは姉、竹雄、正雄は弟にあたる。小学校在学中より姉きのひとともに祖父岩太郎や父浅吉のこけしや針箱、臼の描彩を手伝った。描彩は巧みであったという。〈大阪教室だより・2、6〉〈美と系譜〉に紹介された丹羽義一蔵の伝大沼岩太郎(下掲) は一説によれば父岩太郎木地、描彩志けよと言われている。大正7年没、行年25歳。
〔18.8cm(明治44年)(丹羽義一旧蔵)〕 志けよの描彩かと言われている
大沼秀雄、大沼秀顕が復元したことがある。