大沼秀則

大沼秀則(おおぬまひでのり:1959~)

系統:鳴子系

師匠:大沼力

弟子:

〔人物〕昭和34年10月7日、宮城県玉造郡鳴子町新屋敷のこけし工人大沼力の長男に生まれる。
昭和53年4月高校を卒業してから父の大沼力について木地を学び、こけしを製作するようになった。秀則名義作品は昭和54年から出している。
 
大沼秀則 平成27年6月
大沼秀則 平成27年6月


大沼秀則 平成30年9月 全国こけし祭り会場


描彩する大沼秀則(令和元年9月)

〔作品〕大沼力の本人型を継承することからこけしの製作を始めた。
堅実な作風で、安定感のある鳴子の典型的な様式である。


〔 30.3cm (平成2年)(高井佐寿)〕

祖父の大沼誓の古作を何本か見て研究する機会があり、誓型にも挑戦するようになった。


〔 19.6cm (平成29年8月)(橋本正明)〕誓型試作

平成30年3月に父力が亡くなったこともあり、祖父大沼誓の型に熱心に取り組むようになった。


〔右より 25.0cm、18.7cm(平成30年8月)(橋本正明)〕大沼誓型二種

下掲は右橋本蔵、左鈴木康郎蔵の大沼誓の復元作。上掲の平成29年復元に比べて、眉、目の描法に誓のようにアクセントが付くようになり古風な表情となった。


〔右より 19.2cm、24.0cm (令和元年9月)(橋本正明)〕大沼誓型二種

〔伝統〕 鳴子系利右衛門系列

 

〔参考〕

大沼力・秀則 こけし工房

 

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