狩野安志

狩野安志(かのやすし:1921~2010)

系統:山形系

師匠:平賀貞蔵

弟子:

〔人物〕   大正10年7月25日、大工・狩野安右ヱ門(父)の次男として生まれる。
昭和19年に平賀貞蔵の長女君子と結婚し、義父貞蔵について木地の実習をしたことがある。長く国鉄職員を務めたが、昭和52年に国鉄を退職、正式な弟子として修業し、仙台市泉区旭ケ丘でこけしの製作を正式に始めた。
平成22年2月17日没。享年90歳。

〔作品〕  〈伝統こけし工人手帳〉(斎藤写真工芸所)、〈東北のこけし〉等に掲載される。
平賀貞蔵の作風に忠実である。戦後の貞蔵に比べて胴模様のカニ菊は一層の文様化が進み、ほぼ左右対称になっている。硬質な胴模様に比べて、面描はどこか素朴でおっとりとしている。


〔23.9cm(平成12年)(高井佐寿)〕

〔伝統〕  作並系

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