横山悠久雄

〔人物〕 昭和19年5月13日、東京都のプラスティック工場経営の横山親(ちかし)の長男に生まれる。昭和40年22歳のとき鳴子の高亀の弟子となり、高橋正吾や先輩の職人より木地技術を習得した。大場政彦は兄弟子にあたる。昭和44年頃より、こけしの描彩も行うようになった。描彩では高橋武男の指導も受けた。
但しこけしの製作は数年だけで、もっぱら高亀の木地の職人として働いた。 

〔作品〕 こけしは店で市販されたかどうかわからない。下掲写真の6寸は昭和45年2月22日に「新人です」と高亀で分けてもらったもの。〈こけし辞典〉掲載の鹿間時夫蔵もおそらく同様の入手であったと思われる。製作本数は限定的であったろう。  
〈こけし辞典〉では鹿間時夫が「すこぶる達筆で、表情繊細」と評したが、形態描彩ともに完成度の高い作品であった。特に面描は溌剌としていた。


〔 18.6cm(昭和45年2月)(橋本正明)〕

〔伝統〕 鳴子系直蔵系列 高亀

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