渡辺光代

〔人物〕昭和29年10月3日、鳴子町川渡名生定字木戸脇の農業吉岡孝一の次男に生まれた。川渡中学校を卒業後に大工となったが、20才の時に腰を痛めたため、実家において農業を手伝うようになった。昭和60年に健康を回復し、こけし… 続きを読む

渡辺求

〔人物〕 明治31年3月9日、福島県双葉郡浪江町権現堂に10人兄弟の四男として生まれる。家は金具鍛冶職で、親、兄弟に木地の関係者はいない。父が毎年鎌先温泉に湯治に行っていたので、木地細工に目をつけ、明治44年、14歳の求… 続きを読む

渡辺ゆう子

〔人物〕昭和16年9月2日、福島県福島市土湯温泉の渡辺定巳、りんの長女に生まれる。昭和40年代に父の定巳の見様見真似でこけしの面描を行うようになった。伊達郡国見町の農業佐野清蔵の二男忠雄を婿に迎えた。婿の忠雄も昭和46年… 続きを読む

渡辺幸典

〔人物〕 昭和25年2月27日、福島県飯坂町の木地業渡辺喜平の長男に生まれる。渡辺の戸籍上の表記は「渡邉」。父喜平は土湯の渡辺久吉の二男で、久吉の弟角治の養子となった人。したがって鯖湖こけしの作者として昭和初期に名声をは… 続きを読む

渡辺義衛

〔人物〕昭和9年3月12日、福島県土湯温泉上ノ町の山仕事、製炭業渡辺伝次郎、ハツの八人兄弟の四男に生まれた。福島営林署の委託を受けて林業に従事した。この仕事の関係上、特殊材等にはこけし工人からの需要もあり、徳永慎一、渡辺… 続きを読む

渡辺義雄

〔人物〕昭和4年2月18日、信夫高湯の渡辺正五郎の三男に生まれる。高湯温泉で鮮魚、豆腐などを扱っていた清水屋を経営する傍ら、昭和45年より篠木利夫についてこけし作りを習得し、こけしを作るようになった。 弟子に三浦利夫、菅… 続きを読む

渡辺義徳

〔人物〕 昭和26年12月14日、福島県飯坂のこけし工人渡辺喜平の次男に生まれる。父喜平について木地の技術を学び、昭和50年頃よりこけしの製作を始めた。ただし、こけしの製作期間は短く、間もなく転職した。こけし作者渡辺幸典… 続きを読む

渡辺りん

〔人物〕 福島県土湯温泉のこけし工人渡辺定巳の妻女。明治45年5月31日生まれ。昭和45年ころ夫の定巳の木地に描彩のみ行ったものが何本かあり、鹿間時夫が〈こけし辞典〉の渡辺定巳の項目で紹介、その写真も掲載した。同時期に長… 続きを読む

藁科茂

〔人物〕 大正13年6月1日、八谷鉱山の作業員藁科有吉の次男として米沢市入田沢に生まる。小学校卒業後、昭和14年3月小林吉太郎に弟子入りして木地を習得した。昭和18年、吉太郎が死亡したので、米沢航空分工場に移り、高崎栄一… 続きを読む