渡辺光代

渡辺光代(わたなべみつしろ:1954~)

系統:鳴子系

師匠:滝島茂

弟子:

〔人物〕昭和29年10月3日、鳴子町川渡名生定字木戸脇の農業吉岡孝一の次男に生まれた。川渡中学校を卒業後に大工となったが、20才の時に腰を痛めたため、実家において農業を手伝うようになった。昭和60年に健康を回復し、こけし工人滝島茂に9か月間弟子入りし、木地の技術を学んだ。平成元年川渡の美子と結婚した。その後、岩下こけし資料館に勤め、木地挽きを行った。資料館の職人としては千葉友一も先に働いていた。平成8年1月に社長の遊佐博志に岩下こけし資料館で以前働いていた松谷新吉のこけしを示され、これを参考に描いてみるように言われて、描彩を始め店頭で僅かに販売された。平成9年1月の名古屋こけし会例会で6寸と7寸が頒布された。こけし会で頒布されたのはこの1回だけと思われる。以後も木地下を盛んに挽いたが、ガイドブック等に掲載されなかったので、蒐集界で取り上げられる事はなかったようだ。平成20年頃に岩下こけし資料館を退社してこけし界からは離れた。現在は岩出山池月に引越し介護関係の仕事に就いているようである。
こけしの文献では名古屋こけし会の〈木でこ・162〉(平成9年9月14日発行)で高井佐寿により新作者として紹介された。

〔作品〕滝島茂の指導を受けたので高勘(利右衛門系列)の系譜であるが、こけし自体は岩下こけし資料館で製作販売された鳴子共通型の作品であった。岩下こけし資料館社長遊佐博志(岡崎斉吉六男)や千葉友一などの影響があったかもしれない。


{右より、19.0㎝(平成9年1月)名古屋こけし会頒布、22.0㎝(平成12年7月)、19.2㎝(平成10年5月)(中根巌)〕

系統〕 鳴子系共通型

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