高橋きくゑ

〔人物〕 明治29年6月2日、宮城県玉造郡岩出山町森谷平治、ともの二女に生まれた。大正5年鳴子町湯元の高橋盛と結婚、盛雄、まつを、たきゑ、福寿らの子供をもうけた。夫盛のこけしの描彩を手伝った。大正12年に一家は鳴子町新屋… 続きを読む

小林誠太郎

〔人物〕 大正15年11月7日山形市六日町(通称新築西通り)木地業小林清蔵の長男として生まれる。小林忠次郎は6歳年少の弟。小学生時代からロクロに上り木地を挽いていた。昭和13年頃より父の指導でこけしの描彩も始めた。昭和1… 続きを読む

本田功

〔人物〕昭和16年6月2日、北海道の国鉄職員本田由蔵の五男に生まれる(男5人、女2人の末子)。 母は十和田湖休屋の高瀬善治の妻スエの妹にあたる。函館の中学卒業後、昭和32年に親戚が経営する札幌の家具屋に勤めた。年上の職人… 続きを読む

南條徳右衛門

徳右衛門の名前が出たのは〈鴻・3〉および〈こけし手帖・33〉で、いずれも山形小林倉治が木地を習った作並の師匠としてである。但しこの時、姓は岩松で岩松徳右衛門となっていた。 高橋五郎の追求で「萬挽物扣帳」(岩松直助文書)が… 続きを読む

今野かしく

〔人物〕昭和6年10月2日、宮城県刈田郡宮村遠刈田新地の木地業佐藤好秋、しづえの長女として生 まれた。昭和23年3月遠刈田中学校卒業、同25年に父の好秋についてこけしの描彩を習った。 昭和33年好秋の弟子であった今野幹夫… 続きを読む

新山実

〔人物〕  昭和31年3月20日、弥治郎新山学の長男に生まれる。昭和46年頃からロクロに上がっていたが、昭和49年4月高校を卒業してから、父学について正式に木地の修業を始めた。曾祖父の栄五郎型を継承している。その後広井道… 続きを読む

岡崎斉司

〔人物〕 大正15年2月5日、鳴子湯元岡崎斉・ふみよの長男に生まる。昭和15年3月15歳で鳴子高等小学校卒業後、父斉について木地を修業した。こけしは小学校時代より描彩を始めた。深沢要は〈こけしの追求〉に、「斉の長男斉司は… 続きを読む

岡本雄

〔人物〕昭和59年10月22日、秋田県仙北郡美郷町に生まれる。平成19年大阪芸術大学デザイン学科卒業後、岐阜県高山市の家具工場に就職して各種家具の製作に従事した。平成24年アフリカンドラムに触発されギニア共和国へ渡航して… 続きを読む

北山賢一

〔人物〕 昭和22年7月16日、秋田県平鹿郡平鹿町浅舞字林崎の農業北山清助の長男に生まれた。横手の子野日幸助の妻女は姉に当たる。 昭和41年増田高校を卒業。昭和48年に雄物川町の鈴木虎大の長女久美子と結婚した。 昭和50… 続きを読む

酒井正進

〔人物〕明治32年2月1日、福島県耶麻郡蚕養字沼尻の酒井竹治、ナツの二男に生まれる。戦前に中ノ沢温泉の湯桶監視役をやっていたが、その後土産物店を経営し、さらにさかい百貨店という雑貸店を開いた。昭和8年12月より、岩本芳蔵… 続きを読む