星定良

〔人物〕昭和31年1月8日、岩手県宮古市白浜の木地業星博の次男に生まれる。父の博は山木地に近い仕事に従事していたので、兄の博秋について木地を学んだ。博秋は独学で木地を学んだが、宮城県に移り、小原の本田亀寿の指導を受けてい… 続きを読む

六郷満

〔人物〕 昭和6年12月11日、宮城県白石市の公務員六郷直、きしの五男に生まれる。満の父、直は、若いころ教師をしていたが、満が出生した昭和6年には営林署の山巡査をしていた。母きしは昭和13年満が7歳の時に病死した。父は再… 続きを読む

厄除子如来

宮城県鳴子温泉を潟沼の方に登ったところ、大穴のふもとに祀られていた如来。鳴子こけしの起源とこけしの語源に絡んで説明されたことがある。 昭和初期に鳴子木地組合が作った赤い紙のこけし由来記があり、橘文策は〈木形子・第2号〉に… 続きを読む

猪狩庄平

〔人物〕 大正3年5月4日、猪狩清大の長男として福島県平四倉で生まれる。弟に勝彦がいた。両親は木地業とは関係なかった。昭和4年16歳のとき、いわき市平佃町の木地師佐藤誠に弟子入りした。当初、大工の徒弟になったが親方の家の… 続きを読む

佐藤豊七郎

〔人物〕明治22年2月15日、宮城県刈田郡七ケ宿村湯ノ原稲子の農業佐藤豊之丞、きのの二男に生まれる。大正7、8年の両冬、宮城県主催で佐藤松之進を講師とする稲子木地講習会が開かれ、豊七郎の小屋を受講場として、12名が受講し… 続きを読む

柴田良二

〔人物〕 昭和19年1月16日、秋田県川連村大館字屋布前の小椋慶次郎・ムラの次男に生まれる。川連村三梨の叔父柴田鉄蔵の家で育った。昭和33年15歳のときに、こけしを作った。そのこけしはその時大館の柴田鉄蔵をたまたま訪れた… 続きを読む

高橋盛

〔人物〕 明治23年11月20日、宮城県玉造郡鳴子の高橋勘治・たんの次男として生まれた。明治37年15歳より父勘治について木地を修業し、16歳ころよりこけしを製作した。大正5年岩出山の森谷平治二女きくゑと結婚した。長兄丹… 続きを読む

高橋兵治郎

〔人物〕   明治31年2月11日、秋田県川連村久保の木地業高橋徳左衛門・ヱクの二男に生まれる。 文献によっては兵次郎と記載しているものもあるが、戸籍表記は兵治郎である。 大正初年より、父の高橋徳左衛門について木地を学ん… 続きを読む

佐藤兵七

〔人物〕   明治35年6月5日、福島県土湯温泉の佐藤嘉吉・スイの二男に生まれる。嘉吉は土湯の佐藤兵吉の次男で、膽沢為次郎について木地を修業した人。為次郎は兵吉の家の二階にロクロを据えて、足踏みロクロ… 続きを読む

大宮安光

〔人物〕昭和9年2月29日、山形県双月の木地業大宮安次郎の長男に生まれた。昭和24年高等学校在学中より父安次郎について木地を修業した。昭和27年父安次郎は他界したが、安光はさらに技術向上に研鑽し、弟の大宮正安、正貴にも技… 続きを読む