西山濱吉

西山濱吉(にしやまはまきち:1830~)

系統:南部系

師匠:佐久間亀五郎

弟子:西山辨之助

天保元年4月7日、福島県信夫郡土湯村の佐久間亀五郎の二男に生まれた。長兄は佐久間弥七、浅之助、作蔵は甥にあたる。木地の技術は父亀五郎より修得した。同村の西山長太郎長女サクと結婚し、西屋西山金作(戸籍名弥三郎)の夫婦養子となった。こけしも作ったと言われているが、作品は未確認である。濱吉のこけしを伝承したのが長男の西山辨之助である。濱吉の長女カツは加藤屋の佐藤茂作に嫁いだ。
明治14年の第2回内国勧業博覧会には濱吉が、棗形茶入、茶入、薬味入、徳利袴等を出品している。


第2回内国勧業博覧会出品目録 福島県土湯

明治24年年家督を辨之助に譲って退隠した。没年は不明。

 

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