作成者別アーカイブ: hashimoto

輪入り

① 輪入りとは胴の部分に輪状の突起部分が入るこけしをいう。やみよ状の動く輪の付いたこけしとは異なる。こけし図版を最初に掲載した文献〈うなゐの友〉シリーズの第貮編(明治35年12月発刊)に掲載された一ノ関のこけしがオリジナ… 続きを読む

うなゐの友

清水晴風編の〈うなゐの友〉はこけし図版を掲載した最初の文献として知られる。 編者清水晴風は当初〈うなゐの友〉十編を出す予定であったが、六編までで亡くなったので、版元芸艸堂山田直三郎の勧めで西澤笛畝が後を引き継ぎ完成させた… 続きを読む

西田記念館

戦前から昭和の年代にわたり、こけし界をリードしたこけし研究家・蒐集家西田峯吉のコレクションを中心に展示する記念館。 自分のコレクションをこけしの故郷に残したいという西田峯吉の意思を汲んだ公益財団法人東邦銀行教育・文化財団… 続きを読む

日本こけし館

日本こけし館は、宮城県大崎市鳴子温泉尿前74-2にあり、こけし文化のセンターとなることを目的に建設された。 こけし館が建てられるきっかけとなったのは、昭和28年に深沢要のコレクションが鳴子町に寄贈されたことであった。長い… 続きを読む

深沢コレクション

こけし蒐集家の深沢要が、昭和9年より昭和21年にかけて収集したこけしのコレクション。深沢要の没後、欣未亡人の手により昭和28年11月鳴子町へ寄贈された。 寄贈され鳴子に着いた深沢コレクション(昭和28年) 出迎えた工人た… 続きを読む

阿部計英

〔人物〕 昭和12年2月8日、福島県土湯温泉木地業阿部広史、みねの三男に生まれる。友寿は長兄にあたる。12歳ころよりロクロに上がり、こけしも作ったというが、正式に父広史について木地を修業したのは昭和30年からであり、商品… 続きを読む

桜井コウ

〔人物〕 明治30年2月8日、山形市小姓町の理髪業桜井吉治・きく江の長女に生まる。大正2年隣の木地屋に働きに来ていた鳴子の木地師大沼万之丞を婿に迎えた。一人娘であったため万之丞を床屋の後継にと養父は考えたが、万之丞は床屋… 続きを読む

佐藤周右衛門

〔人物〕 天保3年4月14日、佐藤亥之松の長男として刈田郡宮村(遠刈田新地)に生まれる。戸籍上では佐藤七右衛門長男となっているが、七右衛門は周治郎家の家号で、通称亥之松という。木地挽きの修業開始年代は不明だが、二人挽き時… 続きを読む

大沼覺

〔人物〕昭和23年5月1日、玉造郡鳴子温泉の土産物店経営大沼純の長男に生まれる。昭和46年大学卒業後会社員となった。昭和50年に会社を退職し、父の大沼純より木地挽きの指導を受け、昭和53年よりこけしを作り始めた。平成4年… 続きを読む

阿部陽子

〔人物〕 昭和7年4月3日に生まれる。公務員菅亀之助の養女となる。昭和34年川連の阿部平四郎と結婚。木の実、たくみ(琢美)の一女一男をもうけた。昭和35年11月21日より夫平四郎の木地にこけしの描彩を始めた。昭和40年代… 続きを読む