阿部利昌

〔人物〕 昭和18年9月19日、福島県土湯温泉杉の下の阿部芳市・マサの長男に生まれる。土湯峠近くの秘湯幕川温泉で水戸屋旅館を経営するが、冬季11月より4月まで雪のため休業するので、昭和50年ころ冬期間に阿部一郎について木… 続きを読む

阿部敏道

[人物] 昭和16年11月28日、阿部金一・シナの長男として福島県信夫郡土湯温泉下ノ町に生まる。昭和32年中学校卒業後上京し川崎で旋盤工、浅草で菓子製造の職に就いた。昭和39年帰郷後は専ら母シナ経営の土産物店「まつや物産… 続きを読む

阿部友寿

〔人物〕大正15年3月9日、福島県土湯温泉のこけし工人阿部広史の長男に生まれた。子供の頃より父の仕事をみながら、木地を挽くようになった。ただ、木地挽きの職業にはあまり馴染めなかったようで、14歳の頃に福島から横須賀まで歩… 続きを読む

阿部尚雄

詳細不明ながら昭和30年代前半の作と思われるこけしで、胴底に「鳴子町 阿部尚雄作」と署名の入ったものが存在する。作風は岩太郎系列の桜井一家のものである。ただし、桜井昭二、桜井昭寛ともにこの作者の記憶はないという。詳細は不… 続きを読む

阿部広史

〔人物〕 明治31年8月18日土湯の上ノ町16 阿部金蔵・ミヱの長男に生まれる。戸籍表記は廣史。金蔵の家は、上の松屋と呼ばれ旅籠を本業としていたが、明治後期には木地と炭焼きを専業とするようになっていた。広史は大正3年17… 続きを読む

阿部平四郎

〔人物〕   昭和4年3月10日、秋田県川連の塗物師阿部常輔の五男に生まれる。11人兄弟の男の末っ子だった。江戸時代に中山平より来て、川連に始めて立木挽きを伝えた寺崎円吉は平四郎の祖先にあたるという。… 続きを読む

阿部正義

〔人物〕昭和14年11月22日、山形県東村山郡山辺町の農業安孫子常三郎の三男に生まれる。昭和30年3月山辺中学校を卒業後、4月より山形市円応寺新道の小林清次郎に弟子入りし木地の修業を始めた。長く、吉三郎や清次郎の下木地を… 続きを読む

阿部陽子

〔人物〕 昭和7年4月3日に生まれる。公務員菅亀之助の養女となる。昭和34年川連の阿部平四郎と結婚。木の実、たくみ(琢美)の一女一男をもうけた。昭和35年11月21日より夫平四郎の木地にこけしの描彩を始めた。昭和40年代… 続きを読む

阿部與五平

天保4年4月20日、福島県信夫郡土湯村今泉兵蔵二男に生まれた。扇屋の阿部與五平二女カツと結婚し、義父與五平の退隠後、與五平を襲名した。扇屋は代々当主が與五平の名を継いだという。長男仙太郎はじめ四男三女が生まれた。 明治1… 続きを読む

阿部好

〔人物〕昭和9年2月20日、山形県上ノ山に生まれる。木地の修業を志して、遠刈田の佐藤哲郎に師事した。技術習得後、上ノ山に戻った。こけし製作を始めるにあたって、実家が荒井金七の家に近かったので金七の遺族と話をして、昭和53… 続きを読む