秋田県川連の木地師。明治末期に鳴子に来て秋山忠の木地工場(西条菓子店の辺りにあった)で職人として働いた。この時、この工場で秋山慶一郎も共に木地を挽いたという。 忠の弟子とも言われるが、川連から木地職人を招いて椀木地を挽か… 続きを読む
佐藤円夫
〔人物〕 昭和17年6月10日、宮城県名取郡秋保町薬師のこけし工人佐藤武雄の長男に生まれる。戸籍名は一夫。姉に節子、弟に武志がいる。祖父は菅原庄七の師匠佐藤三蔵である。学校卒業後、父の武雄について木地挽きをはじめ、さらに… 続きを読む
岩見房吉
〔人物〕 明治15年5月21日、福島県信夫郡土湯村の山根屋渡邉作蔵、クラの三男に生まれる。久吉は長兄、飯坂鯖湖に移った角治は次兄に当たる。 8歳で土湯村尋常小学校に入学、尋常科3年、補習科3年を修め、14歳より父作蔵と… 続きを読む
志田楓
〔人物〕平成8年7月22日、山形県西村山郡西川町大井沢の木地業及び湯殿山神社宮司の志田菊宏、祐子の長女として生まれた。二人兄妹で兄がいる。 平成27年4月学校法人山形デザイン専門学校ビジュアルデザイン学科入学し、イラスト… 続きを読む
陳野原幸紀
〔人物〕 昭和22年12月5日、福島県土湯の農業陳野原健蔵・フジヱの五男に生まれる。長兄は和紀。以前から兄和紀のこけし製作を身近に見ていたので、こけしには興味があったが、昭和46年スキーで足を骨折したのをきっかけに、兄和… 続きを読む
小林弘
〔人物〕昭和9年5月11日、東京都荒川区の木地業小林正太郎、しずえの長男に生まれた。母は秋保の出身だったので戦時に一家は秋保に疎開転住した。昭和23年秋保中学校卒業後、父について木地の修業を行った。正太郎は腕の良い木地師… 続きを読む
海谷善蔵
〔人物〕明治19年7月1日、山形県東村山郡高瀬村大字下東山、海谷七右衛門、き江の二男に生まる。長兄周蔵、弟七三郎とともに青根の佐藤久吉について修業した。明治36年18歳のとき、志願して山形の歩兵第三二連隊に入隊、その後予… 続きを読む
及川正夫
〔人物〕大正7年5月13日、岩手県一関市大東町曽慶角北48番地の農業佐藤安治、チトセの三男として生まれた。盛岡市の旧渋民尋常小学校を卒業後に親戚の及川林蔵を頼り鳴子に移った。生まれつき胃腸が弱く、湯治を行いながら林蔵の下… 続きを読む
阿部治助 (常松長男)
〔人物〕 明治36年6月20日山形県西田川郡温海村温海甲176、福島県土湯出身の木地業阿部常松長男として生まれる。通称常弥といった。次弟が木地を継承した常吉である。仙台の東北学院を苦学して卒業した後、クリスチャンとなり岩… 続きを読む
松田大弘
〔人物〕 平成2年1月25日宮城県大崎市鳴子温泉字上鳴子のこけし工人松田忠雄、真澄の長男に生まれる。三人姉弟で姉が二人いる。松田初見は曽祖父、松田三夫は祖父にあたる。平成29年3月に東京国際大学大学院修士課程を修了した。… 続きを読む