佐藤吉郎平

〔人物〕 二代目佐藤吉郎平。 初代佐藤吉郎平以後、吉松(芳松)ー円吉ー友吉ー茂七と続き、茂七の長男に生まれたのが二代目吉郎平である。 二代目佐藤吉郎平は、明治10年11月15日、佐藤茂七の長男として遠刈田新地に生まれた。… 続きを読む

松田大弘

〔人物〕 平成2年1月25日宮城県大崎市鳴子温泉字上鳴子のこけし工人松田忠雄、真澄の長男に生まれる。三人姉弟で姉が二人いる。松田初見は曽祖父、松田三夫は祖父にあたる。平成29年3月に東京国際大学大学院修士課程を修了した。… 続きを読む

蔦幹夫

〔人物〕昭和29年3月27日、山形県米沢市小野川のこけし工人蔦衛の長男に生まれる。父衛の指導により高校時代より木地を挽くようになり、昭和54年頃一時期こけしを製作したが、まもなく休止し、土産物店つたやの経営に専念するよう… 続きを読む

山本与右衛門

〔人物〕 明治26年岩手県盛岡市に生まれる。家は代々の木地師であったという。その後、一ノ関市に転居し、一ノ関でも木地を挽いた。 山本与右衛門のこけしは橘文策によって〈木形子談叢〉で紹介された。同書によると、橘文策は昭和9… 続きを読む

高橋利四郎

明治5年9月20日、高橋利左衛門、とらの長男として、宮城県栗原郡姫松村片子沢(現在の栗原市栗駒片子沢)に生まる。明治22年(推定)、18歳のとき鳴子の高橋直蔵(高橋亀三郎の父)に弟子入りし、明治25年(推定)21歳まで木… 続きを読む

高梨栄五郎

〔人物〕明治6年6月9日、宮城県刈田郡八宮弥治郎の木地師高梨栄三郎(戸籍表記 榮三郎)、やのの長男に生まる。父高梨栄三郎(嘉永3年11月5日生)は新山栄吉二男、母やの(安政2年5月28日生)は新山久蔵長女、夫婦で高梨由松… 続きを読む

岡崎久太郎

〔人物〕    明治21年8月20日、山形県羽前国南村山郡高湯村(現在の蔵王温泉)の能登屋岡崎久作、ひでの二男に生まれる。長兄は能登屋を継いだ岡崎栄作である。家業が木地屋で職人も多く、木地は特定の師匠… 続きを読む

佐藤小治郎

明治29年ころ山形市営町1994に生まれた。明治41年に小林倉吉に入門、大正4年11月年期明けした。翌5年2月までお礼奉公、その後五百川鉄工所に入り、織機の巻取りロール挽きをしていた。昭和8、9年、脳溢血で死亡。兄弟子の… 続きを読む

柴田鉄蔵

〔人物〕 明治32年3月21日、秋田県雄勝郡三梨村三梨字清水川柴田市太郎・キクの四男に生まる。 18歳より川連村大館の小椋泰一郎の弟子となって木地を修業、年期明け後独立開業した。 大正15年大館の古関吉五郎長女ナミエと結… 続きを読む

カスミ族

戦後東京で集まりを開いたこけし愛好家のグループを自ら「カスミ族」と呼んだ。 このカスミ族の集まりから、やがて「東京こけし友の会」が生まれた。 名和明行、好子夫妻の家がもっぱら会場となり、昭和27年の初めから28年の8月ま… 続きを読む