佐藤文吉(遠刈田)

天保10年3月5日、宮城県刈田郡遠刈田新地の佐藤円吉二男に生まれた。修業は二人挽で父円吉より習ったと思われる。茂吉家の祖佐藤千代吉の養子となり、久吉家からきたとらと結婚した。その関係で明治6年より同9年まで久吉を弟子とし… 続きを読む

佐藤みよ子

〔人物〕 昭和3年2月20日、宮城県遠刈田温泉の佐藤吉弥の二女に生まれる。姉にせい子、弟に哲郎がいる。昭和37年頃から父吉弥について本格的に描彩の指導を受け、みよ子名義のこけしを出すようになった。昭和40年代までこけし制… 続きを読む

我妻真人

〔人物〕昭和50年3月28日、仙台市の我妻敏の長男に生まれる。昭和63年に仙台市太白区秋保町湯元に「秋保工芸の里」がオープンすると、一家はそこに移って「我妻こけし製作所」を開き、こけしの製作を続けた。平成6年4月より父の… 続きを読む

五十嵐嘉行

〔人物〕  昭和2年6月1日、鶴岡市本町二丁目の石材業、五十嵐嘉吉の長男として生まれる。昭和27年鶴岡市内の木地師伊藤佐太郎より木地挽きを習い、茶道具等の木地玩具を丸金商店をはじめ地元の民芸店で売り出す。昭和5… 続きを読む

煤孫盛造

〔人物〕昭和25年7月5日、岩手県花巻市の木地業煤孫実太郎の三男に生まれる。煤孫茂吉は祖父、煤孫達雄は長兄である。 昭和48年7月より父実太郎について木地の技術を習得した。昭和56年から盛造名義のきなきなを製作するように… 続きを読む

北原鉄造

〔人物〕  明治38年10月3日、北原春治・スエヨの長男として、秋田県由利郡本荘町裏尾崎町に生まる。大正9年高等小学校卒業後、同じ裏尾崎町町内の河村辰治について木地挽きを習得する。大正13年徴兵検査のため弟子上がりし西小… 続きを読む

石沢角四郎

〔人物〕石沢角四郎は明治27年5月20日山形県南村山郡東沢村釈迦堂の大工石沢角二、しんの二男に生まれた。  明治39年4月13歳の時、蔵王高湯の三春屋斎藤松治に弟子入りし木地挽きを学んだ。明治41年1月兵役に就… 続きを読む

色目

中屋惣舜(こけし蒐集家、〈こけし・美と系譜〉等の著者)が、こけし鑑賞においてポイントとすべき点を、五七五七七で次のように言った。 ます姿、表情、筆勢、胴模様、色目、保存ぞ、疵にかまうな この中で色目(いろめ)は元来は、十… 続きを読む

阿部敏道

[人物] 昭和16年11月28日、阿部金一・シナの長男として福島県信夫郡土湯温泉下ノ町に生まる。昭和32年中学校卒業後上京し川崎で旋盤工、浅草で菓子製造の職に就いた。昭和39年帰郷後は専ら母シナ経営の土産物店「まつや物産… 続きを読む

常川雄三郎

〔人物〕大正3年7月3日、岩手県盛岡市紺屋町の常川正雄の三男に生まれた。長兄は新太郎、次兄は潤次郎、弟に秀雄、左吉雄がいた。長兄の新太郎より木地を学んだ。昭和11年に遠野の菊池町長の招聘で一家は遠野材木町に移住した。遠野… 続きを読む