河村守

〔人物〕 昭和13年1月22日、秋田県本荘町裏尾崎町、木地業河村清太郎・フエの五男に生まれる。高等学校卒業後、父清太郎について木地を修業。昭和33年頃より、こけしも作り始めたが、ほとんど蒐集家の手には渡っていない。父清太… 続きを読む

河村音次郎

〔人物〕 明治38年1月19日河村辰治、リマの二男として秋田県由利郡本荘町裏尾崎町39に生まれる(〈こけし辞典〉に明治37年生まれとあるのは間違い)。旧制本荘中学校卒業後、北海道、樺太などで働き、昭和5、6年頃本荘に戻っ… 続きを読む

柴崎丑次郎

〔人物〕 明治21年12月13日、山形県北村山郡高橋(尾花沢の北東)に生まる。農業柴崎又蔵・つねの末子。松田初見は姉くのの息子で甥に当たり、幸八の弟子となった柴崎多人太は姉いしよの息子である。中鉢君雄は息子又吉の嫁さつき… 続きを読む

菅原宗治

〔人物〕 大正3年、秋田県仙北郡雲澤村中泊に生まれる。実家は農業。幼くして足を患い、農業に従事時することが難しかったため、昭和7年19歳から足掛け5年間岩手県湯本温泉の小林辻右衛門の工場で佐藤丑蔵について木地を修業した。… 続きを読む

小椋俊雄

〔人物〕 明治45年2月16日秋田県川連村大館の木地師小椋米吉・ツメヨの次男に生まれる。長兄に勝雄がいる。〈こけし辞典〉では2月26日生まれとなっているが誤りである。大正4年米吉一家は北海道枝幸群原野に移住、大正7年に旭… 続きを読む

輪入り

① 輪入りとは胴の部分に輪状の突起部分が入るこけしをいう。やみよ状の動く輪の付いたこけしとは異なる。こけし図版を最初に掲載した文献〈うなゐの友〉シリーズの第貮編(明治35年12月発刊)に掲載された一ノ関のこけしがオリジナ… 続きを読む

うなゐの友

清水晴風編の〈うなゐの友〉はこけし図版を掲載した最初の文献として知られる。 編者清水晴風は当初〈うなゐの友〉十編を出す予定であったが、六編までで亡くなったので、版元芸艸堂山田直三郎の勧めで西澤笛畝が後を引き継ぎ完成させた… 続きを読む

井川武松

〔人物〕 大正14年12月11日秋田県雄勝郡西馬音内の農業井川末松の四男に生まれる。昭和20年戦地より復員後、湯沢市下新地の木地師鈴木国蔵について木地を約5年間修業した。各種挽き物を習って作ったが、当時国蔵は視力が落ちて… 続きを読む

西田記念館

戦前から昭和の年代にわたり、こけし界をリードしたこけし研究家・蒐集家西田峯吉のコレクションを中心に展示する記念館。 自分のコレクションをこけしの故郷に残したいという西田峯吉の意思を汲んだ公益財団法人東邦銀行教育・文化財団… 続きを読む

日本こけし館

日本こけし館は、宮城県大崎市鳴子温泉尿前74-2にあり、こけし文化のセンターとなることを目的に建設された。 こけし館が建てられるきっかけとなったのは、昭和28年に深沢要のコレクションが鳴子町に寄贈されたことであった。長い… 続きを読む