嶋津彦作

〔人物〕明治19年3月1日、嶋津彦蔵長男として青森県南津軽郡山形村大字温湯字新道に生まる。木地挽きは父彦蔵から温湯温泉で修業したものと思われる。大正3、4年に弟彦三郎と共に大鰐町に移住し、田中重吉方の職人をした。 大正8… 続きを読む

佐藤義光

〔人物〕昭和13年11月28日、遠刈田のこけし工人佐藤吉之助の長男として福島県石城郡内郷村で生まれる。佐藤吉弥は伯父、佐藤哲郎は従兄弟に当たる。昭和21年一家は遠刈田へ戻り、昭和29年夏頃より父吉之助について木地の修業を… 続きを読む

佐藤美奈雄

〔人物〕昭和8年7月8日、白石のこけし工人佐藤次雄の長男に生まれる。父次雄は弥治郎の佐藤勘内の次男であり、佐藤隼雄は美奈雄の弟にあたる。 父次雄は転業してながく自動車の運転手をしていたが、戦後は主に新型の下木地挽に従事し… 続きを読む

佐藤みつ子

〔人物〕昭和9年5月30日生まれ。戸籍表記は佐藤瑞子。鳴子のこけし工人桜井実と結婚、桜井実は佐藤家の婿となったので昭和36年頃より佐藤実の名でこけしを出すようになった。 みつ子は結婚当初からこけしに興味があり、夫実の仕事… 続きを読む

佐藤文平

明治8年10月20日、宮城県刈田郡宮村遠刈田新地の佐藤文吉二男に生まれた。明治19年より兄文治につき木地を修業した。明治24年に佐藤重松と共に蔵王高湯の斎藤藤右衛門の工房で職人として働いた〈蔵王東の木地業とこけし〉。以後… 続きを読む

佐藤英之

〔人物〕昭和52年8月2日福島県いわき市平の佐藤誠孝、美喜子の長男に生まれる。父の誠孝はいわき市で「木地処さとう」を開設し、こけしや木地製品の製作販売を行っていた。英之は15歳で奈良県の天理高校に入学、卒業後大阪の関西外… 続きを読む

佐藤俊夫

〔人物〕昭和14年8月2日、本吉(現在の宮城県南三陸町)の漁業佐藤長治郎の二男に生まれた。昭和34年より鳴子の大沼力に師事して木地の技術を身につけた。小山今朝記、片倉富夫は兄弟弟子である。こけしは昭和42年4月から製作し… 続きを読む

佐藤武志

〔人物〕昭和20年1月1日、宮城県名取郡秋保の木地業佐藤武雄の次男に生まれた。長兄に円夫、妹に節子がいる。昭和38年より父の武雄について木地を習得、昭和50年より描彩も始めて自分名義のこけしを作るようになった。 &nbs… 続きを読む

佐藤誠孝

〔人物〕昭和22年2月22日、佐藤誠、秀子の九人兄弟の末子として会津若松で生まれた。長兄孝は結核のため若くして亡くなった。小説家となった光良は兄で、姉も多い。 父佐藤誠は戦前福島県平市で大きな木工所を経営し、幅広い活動を… 続きを読む

佐藤信三

〔人物〕昭和12年1月31日、宮城県仙台市の佐藤幸治、定代の三男に生まれる。佐藤賢一は長兄。佐藤賢治は祖父にあたる。中学校を卒業後、祖父の賢治、父の幸治について木地挽の技術を習得した。 こけしの描彩は仙台のこけし工人我妻… 続きを読む