佐藤春二

〔人物〕明治36年3月2日、宮城県刈田郡八宮村11番地(弥治郎)の佐藤幸太・すくの五男に生まれる。五男であるのに名前にニがついているのは誕生日の「三(月)ニ日の人」を組み合わせると「春二」になるからということであった。兄… 続きを読む

金田一政一

〔人物〕大正14年1月5日生まれ。鳴子のこけし工人大沼純の妹敬子と結婚した。結婚後義兄の大沼純に師事してこけしを製作したが、その後仙台での会社員としての勤めが本業となり、こけしを市場に出すことは行わなくなった。 &nbs… 続きを読む

相沢たま子

〔人物〕生年月日不明。白石のこけし販売業宮城物産で扱ったこけしの描彩者。 鳴子系のこけしの描彩を行った。宮城物産の職人の木地に描彩したと思われる。 〔作品〕鳴子の一般的な様式の菱菊のこけしを作った。 〔24.0cm(昭和… 続きを読む

藤原勝郎

〔人物〕 昭和19年10月5日、秋田県湯沢市三梨町字上堀の農業藤原市太郎の長男に生まれる。父市太郎は出征していて、勝郎が生まれる前に戦死した。 勝郎は高校を卒業後しばらく働いたが、やがて稲川町役場に入り、定年となった平成… 続きを読む

渡辺幸九郎

  〔人物〕明治25年11月3日、宮城県弥治郎の渡辺幸六、みんの次男に生まる。渡辺幸治郎は長兄。明治35年11歳のとき、生家上屋敷より白岩屋敷へ移る。 明治39年15歳より新山栄五郎について木地を習得、明治45… 続きを読む

蔦作蔵

〔人物〕 明治25年11月18日、宮城県柴田郡大河原町に、菓子職人蔦伊作・ハツノの長男として生まる。弟に、幸作、金作がいる。蔦家は代々山梨県で寺職に従い、寺の周りの蔦にちなんでこの姓名をつけたといわれる。明治3… 続きを読む

今野運作

〔人物〕大正8年5月14日生まれ。仙台市産業局共同工業指導所にいた及川吉郎について木地およびこけし製作を学んだ。仙台市泉区実沢に住んでこけしの製作を行った。   〔作品〕師の及川吉郎は遠刈田の佐藤孝之助について… 続きを読む

渡辺求

〔人物〕 明治31年3月9日、福島県双葉郡浪江町権現堂に10人兄弟の四男として生まれる。家は金具鍛冶職で、親、兄弟に木地の関係者はいない。父が毎年鎌先温泉に湯治に行っていたので、木地細工に目をつけ、明治44年、14歳の求… 続きを読む

佐藤今三郎

〔人物〕明治22年11月18日、弥治郎の木地業佐藤幸太・すくの長男に生まれる。弟に慶治、味蔵、春二がいた。父幸太は遠刈田で一人挽きを学んで、弥治郎に伝えた重要な工人であり、今三郎はその父幸太について木地を修業した。幸太は… 続きを読む

木村敦

〔人物〕昭和50年9月7日、宮城県白石市越河の木村功、英子の長男に生まれる。母の英子は弥治郎のこけし工人佐藤英雄の妹にあたる。 平成10年東北学院大学を卒業した。卒業後、不動産会社の営業職、作業服専門店の店長等を勤めた後… 続きを読む