カテゴリー別アーカイブ: 工人

伊藤友一

〔人物〕大正14年1月27日に生まれる。秋田県川連のワンコ木地師。古関久太郎のエ場で古関軍治に木地技術を習った。こけしは見取り学問。昭和35年ごろより3年間ほどこけしを作った。〈こけしガイド〉で作者として紹介された。その… 続きを読む

安藤未黎

〔人物〕明治40年4月8日、福島市に生まれた。肖像画家。福島市吾妻町八島田で新型こけしの描彩をおこなった。昭和30年代に入ってから「見とり」で伝続こけしに似たものを製作するようになった。描彩のみで木地は別人。胴のあやめ模… 続きを読む

小椋豊之進

〔人物〕明治8年4月20日、横川の小椋栄三郎、さきの三男勘三郎として生まれた。長兄は永五郎、次兄は勘十郎、弟に栄治郎、蔵人がいた。戸籍名は勘三郎、通称豊之進といった。豊之進の姉里うは明治12年に遠刈田新地佐藤周治郎の妻と… 続きを読む

阿部新次郎

西山〔人物〕明治26年5月15日、土湯村下ノ町の木地業下の松屋阿部熊治郎、コヨの三男に生まれた。母コヨは土湯の陳野原駒吉長女。長兄は阿部治助、次兄の平治は夭折した。阿部常松、小幡末松は叔父に当たる。 明治37年12歳頃よ… 続きを読む

福原英次郎

〔人物〕明治35年5月20日、青森県弘前市に生まれた。古美術、民芸、花の店「元禄」の主人。 戦前には津軽系の工人が挽いた木地に描いたこけしを出していた。花巻等古泥人形や南部絵馬の復元もしており、絵心がある。東京の百貨店で… 続きを読む

斎藤崇広

〔人物〕昭和17年2月21日、山形県蔵王高湯の緑屋斎藤源七の長男に生まれる。妹に礼子がいる。父の源七は昭和25年に39歳で他界した。昭和35年17歳の頃から祖父の斎藤源吉についてこけしの製作を学んだが、祖父の源吉は昭和3… 続きを読む

阿子島文夫

〔人物〕昭和3年5月5日、宮城県蔵王温泉のこけし工人阿子島孫一の次男に生まれた。父の孫一は遠刈田の佐藤吉郎平について木地を修業した工人、一時東京に出たが昭和24年に遠刈田に戻り木地を再開したので、文夫はこの年より父孫一に… 続きを読む

新山みわ

〔人物〕嘉永5年2月28日、宮城県刈田郡宮村八巻佐蔵の三女に生まれた。弥治郎の新山栄七の妻となり、長男栄五郎、二男栄助を生んだ。二人挽き時代には栄七の綱とりをし、また描彩も行ったという。栄五郎も木地修業の最初の年は、挽い… 続きを読む

磯谷茂

〔人物〕中ノ沢でこけしを製作した磯谷直行の姉婿。福島県耶麻郡中ノ沢温泉にて理髪業のかたわら、大正3年土産物の山市商店を開いた。木地工場を開設し、海谷七三郎を職人として招いて、義弟直行がその弟子となった。 理髪店 磯谷茂夫… 続きを読む

酒井正進

〔人物〕明治32年2月1日、福島県耶麻郡蚕養字沼尻の酒井竹治、ナツの二男に生まれる。戦前に中ノ沢温泉の湯桶監視役をやっていたが、その後土産物店を経営し、さらにさかい百貨店という雑貸店を開いた。昭和8年12月より、岩本芳蔵… 続きを読む