〔人物〕昭和14年7月18日に青森県大鰐の木地師嶋津彦三郎の娘として生まれた。嶋津誠一は兄である。 彦三郎、誠一名義のこけしの描彩を行っていた。 その後、結婚して水木姓にかわり、兵庫県宝塚市南口に移った。 〔作品〕下掲の… 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 工人
藤井梅吉
〔人物〕明治31年6月5日、岩手県稗貫郡湯口村鉛の藤井梅蔵、トヨの次男に生まる。明治40年10歳のころ、藤友商店(藤友旅館)の職人をしていた小松留三郎や大沼岩蔵の弟子藤井幸左衛門より木地の挽き方を習った。明治45年鉛の藤… 続きを読む
岡崎久作
〔人物〕元治元年8月18日、羽前国南村山郡高湯村の岡崎嘉平治、可能(かの)の二男に生まれた。嘉平治と久作父子は、蔵王高湯の果実を持って蔵王山を越えて商い、帰りには魚等の海産物を仕入れて蔵王高湯で商っていた。その途上、久作… 続きを読む
伊藤友一
〔人物〕大正14年1月27日に生まれる。秋田県川連のワンコ木地師。古関久太郎のエ場で古関軍治に木地技術を習った。こけしは見取り学問。昭和35年ごろより3年間ほどこけしを作った。〈こけしガイド〉で作者として紹介された。その… 続きを読む
安藤未黎
〔人物〕明治40年4月8日、福島市に生まれた。肖像画家。福島市吾妻町八島田で新型こけしの描彩をおこなった。昭和30年代に入ってから「見とり」で伝続こけしに似たものを製作するようになった。描彩のみで木地は別人。胴のあやめ模… 続きを読む
小椋豊之進
〔人物〕明治8年4月20日、横川の小椋栄三郎、さきの三男勘三郎として生まれた。長兄は永五郎、次兄は勘十郎、弟に栄治郎、蔵人がいた。戸籍名は勘三郎、通称豊之進といった。豊之進の姉里うは明治12年に遠刈田新地佐藤周治郎の妻と… 続きを読む
阿部新次郎
西山〔人物〕明治26年5月15日、土湯村下ノ町の木地業下の松屋阿部熊治郎、コヨの三男に生まれた。母コヨは土湯の陳野原駒吉長女。長兄は阿部治助、次兄の平治は夭折した。阿部常松、小幡末松は叔父に当たる。 明治37年12歳頃よ… 続きを読む
福原英次郎
〔人物〕明治35年5月20日、青森県弘前市に生まれた。古美術、民芸、花の店「元禄」の主人。 戦前には津軽系の工人が挽いた木地に描いたこけしを出していた。花巻等古泥人形や南部絵馬の復元もしており、絵心がある。東京の百貨店で… 続きを読む
斎藤崇広
〔人物〕昭和17年2月21日、山形県蔵王高湯の緑屋斎藤源七の長男に生まれる。妹に礼子がいる。父の源七は昭和25年に39歳で他界した。昭和35年17歳の頃から祖父の斎藤源吉についてこけしの製作を学んだが、祖父の源吉は昭和3… 続きを読む
阿子島文夫
〔人物〕昭和3年5月5日、宮城県蔵王温泉のこけし工人阿子島孫一の次男に生まれた。父の孫一は遠刈田の佐藤吉郎平について木地を修業した工人、一時東京に出たが昭和24年に遠刈田に戻り木地を再開したので、文夫はこの年より父孫一に… 続きを読む