新山久志

〔人物〕 大正4年年7月30日、宮城県刈田郡福岡村八宮弥治郎の新山久治の長男に生まれる。弟に新山茂がいた。昭和5年に福岡村尋常高等小学校を卒業後、父久治について木地を修業した。こけしや玩具類、櫻物の茶入れ、菓子器、タバコ… 続きを読む

高橋定助

〔人物〕明治6年11日26日、宮城県桃生郡野蒜村(松島の北)の土木監督局工夫 手代木新吉、いをの子に生まれた。いをは鳴子の木地師横谷善作の三女である。 3歳のとき伯父横谷善治(善作長男)の養子となったが、8、9歳のとき養… 続きを読む

大沼勝蔵

天保6年9月4日、鳴子源蔵湯隠居家督大沼三郎治の子として生まれた。長姉ちやに高野屋の又五郎を入家督としたためゆさやの隣に分家した。木地は義兄又五郎より習う。妻まつは秋田県雄勝郡湯沢村尾形伝蔵の長女。長男に勝三郎がいる。 … 続きを読む

佐藤セチ子

〔人物〕昭和13年7月25日生まれ。実家は農業。熱塩の佐藤春二は新山慶美の弟勝一を養子としたが、その勝一に嫁したのがセチ子である。養父春二の木地を手伝いながら描彩の手ほどきも受けた。 春二の没後は、義兄の新山慶美にさらに… 続きを読む

奈良吉弥

〔人物〕昭和14年2月14日、秋田県鹿角郡十和田町大湯温泉字二本柳の農業奈良富衛、そめの五男に生まれる。大湯の定時制高校に通いながら毛馬内の木地師成田七郎について約三ヶ月木地の技術を学んだ。昭和29年ころより、大湯で新型… 続きを読む

熱海嘉兵衛

大正7、8年宮城県刈田郡稲子村で宮城県の後援・補助金をもとに開催された木地講習会の受講者12人の中の一人。講師は佐藤松之進で遠刈田で挽く木地物は一通り教えたという。したがってこけしも作ったであろうが、嘉兵衛の作は確認され… 続きを読む

大沼勘太郎

こけし工人大沼誓の兄。 明治19年3月15日、鳴子勘五郎塗の塗師大沼安太郎、とよの長男に生まれた。父安太郎は大沼利右衛門の養子となった安吉の兄で、大沼勘五郎の長男である。明治35年16歳のころ、高橋利四郎の弟子となったが… 続きを読む

佐藤武志

〔人物〕昭和20年1月1日、宮城県名取郡秋保の木地業佐藤武雄の次男に生まれた。長兄に円夫、妹に節子がいる。昭和38年より父の武雄について木地を習得、昭和50年より描彩も始めて自分名義のこけしを作るようになった。 &nbs… 続きを読む

毛利茂太郎

〔人物〕 明治23年4月10日、青森県南津軽郡山形村温湯鶴泉72の木地業毛利與七・かよの長男に生まれる。大正3年石名坂の渡辺兵吉四女すゑと結婚、テツ、専蔵、きさ、きぬ、きみ、正、みち、はちゑ、としゑ、とみえの十子をもうけ… 続きを読む

阿部国敏

〔人物〕 昭和47年9月29日、福島県土湯温泉の松屋阿部敏道の二男に生まれる。祖父は金一、曾祖父は治助である。平成4年に陳野原幸紀について木地を修業、こけし製作にあたっては祖母シナ、義祖父勝英、父敏道から描彩の教えを受け… 続きを読む