高橋盛雄

〔人物〕大正6年7月22日、鳴子高橋盛・きくゑの長男に生まる。高橋松子は妹、遊佐福寿は実弟である。高等小学校を卒業後、父盛について木地を修業した。こけしも作り、母きくゑと合作のものなどが及川商店で売られた。昭和12年より… 続きを読む

草柳散歩

〔人物〕昭和18年5月10日神奈川県横浜市に生れた 。昭和38年夏、東京工業大学在学中から4年間、木地山に通い詰め、久太郎には大変可愛がられた。 滞在中こけしの描彩なども行うようになった。散歩は平成11、12年ころに木地… 続きを読む

高橋林平

〔人物〕 明治33年4月10日、宮城県刈田郡遠刈田の郵使配達夫高橋卯平の長男として生まれる。大正4、5年ころから佐藤広喜について木地の修業を始めたが、大正7年宮城県の補助金を得て遠刈田の北岡商店で木地講習が行なわれ、広喜… 続きを読む

佐藤豊七郎

〔人物〕明治22年2月15日、宮城県刈田郡七ケ宿村湯ノ原稲子の農業佐藤豊之丞、きのの二男に生まれる。大正7、8年の両冬、宮城県主催で佐藤松之進を講師とする稲子木地講習会が開かれ、豊七郎の小屋を受講場として、12名が受講し… 続きを読む

平瀬徳治

〔人物〕大正2年4月19日に米穀仲買人、平瀬長蔵の四男として秋田県仙北郡角館町に生まれた。次兄は貞吉で、現在3本しか確認されていない角館こけしの描彩者として知られている。祖父、長八は角館春慶塗の創始者で明治期に最盛期を迎… 続きを読む

橋田素山

本名繁彦、日本橋の生まれで大正10年9月に没した。趣味に生きた人で加山道之助可山とも親しく、土俗玩具の先駆者のひとり。もともとは納札、千社札の蒐集家で、著書に納札関係の文献史〈千社万別〉がある。 斎藤昌三はこけし蒐集の草… 続きを読む

庄司惣五郎

安政元年2月27日宮城県宮城郡愛子村の小松東十郎の五男に生まれる。兄に六兵衛、今朝右衛門、養蔵がいた。小松藤右衛門(戸籍名:今朝右衛門)は作並で岩松直助について木地を学んだ。惣五郎は兄の藤右衛門について木地を学んだ。明治… 続きを読む

本田鶴松

〔人物〕 明治18年7月8日、福島県伊達郡板橋の荒物商本田芳蔵・エキの長男に生まれる。〈山村に生きる人々〉には父長吉とあるが、戸籍記載上の父は芳蔵である。父の故郷は福島県田村郡高野村人宇土棚字石田、鎌先の一条旅館の番頭を… 続きを読む

高橋松子

〔人物〕大正9年2月2日、宮城県玉造郡鳴子の高橋盛、きくゑの長女に生まれる。戸籍上の名前はまつを、生年月日は届出日の2月7日になっている。高橋盛雄は長兄、遊佐福寿は弟にあたる。 鳴子高等小学校を卒業後、兄盛雄とともに横須… 続きを読む

濱島静波

「郷土秘玩」第1巻第1号、昭和7年4月より 濱島静波(本名茂平)は昭和初年から戦前にかけて名古屋で活躍した玩具人。 明治34年1月30日に、名古屋市西区伊倉町に生まれた。子供好きで大正10年頃から近所の少年たちを集めて、… 続きを読む