第2回内国勧業博覧会

明治10年に開催された第一回内国勧業博覧会に引き続いて、明治14年3月1日から6月30日にわたって上野公園で開催された二回目の内国勧業博覧会。西南戦争の戦費捻出を契機とするインフレーション、幕末開港以来の貿易不均衡による… 続きを読む

鎌田千代松

〔人物〕岩手県稗貫郡湯元町大字臺(台温泉)の鎌田甚兵衛、ヨシの長男として万延元年5月2日に生まれた。旧文献では千代治あるいは千代吉と記述されていたが戸籍表記は千代松である。千代松の家は代々甚兵衛を名乗り、千代松も家督相続… 続きを読む

吉田昭

〔人物〕  昭和15年6月3日、東京市浅草区小島町の印刷工吉田三郎の長男に生まれる。父三郎は米沢の出身で、昭和12年頃上京し下谷に住んだが、戦争が激しくなる頃に出征して八丈島に赴任したので、残された家族は昭和2… 続きを読む

盛眞一

〔人物〕大正10年3月18日、青森県温湯温泉の木地業盛秀太郎、スナの次男に生まれた。長男は生後すぐになくなったので、実質的に長男として扱われた。弟と女姉妹二人がいた。尋常小学校の頃から成績優秀で旧制中学に進学、商業を学ん… 続きを読む

秋山忠

〔人物〕   明治21年8月26日、宮城県遠田郡涌谷の商業秋山清八郎、らんの次男に生まる。秋山家は代々士族であったが、維新後に一族は北海道に渡り、清八郎家のみが墓守りに残った。 清八郎一家は明治31年… 続きを読む

大原正吉

〔人物〕 明治43年2月25日宮城県刈田郡遠刈田新地佐藤寅治・もとの七男に生まれる。周治郎は伯父、直治、直助は叔父、佐藤護は兄にあたる。尋常小学校卒業後、大正12年13歳の頃より父寅治について木地を学んだ。当時、父寅治や… 続きを読む

水野達也

〔人物〕明治21年5月30日、水野為蔵、むつの三男として生まれた。昭和14年に〈こけしと作者〉で紹介され当時、旭川市常盤町二丁目にいた。〈こけしと作者〉で橘文策は「手ぎれいな彩色を施した所なかなか清楚なものであるが、表情… 続きを読む

斎藤松治

〔人物〕 明治10年3月10日、山形県堀田村蔵王高湯の酢川神社別当斎藤勝治の二男に生まる。母は木挽きの娘であったという。戸籍表記は齋藤。酒造業斎藤源治の息子たち弘治、勝治、彦治、忠治のうち、長男弘治は作業中ガス中毒で夭折… 続きを読む

小林藤吉

生年月日、出身地など不明。小林倉吉の最後の弟子で年季明けの後、昭和2、3年頃から山形市薬師町で丹野辰彦等とともに木地業に従事したが、昭和16年頃死亡した。また弟の太郎も兄とともに働いていたが前後して没した。こけしを作った… 続きを読む

岡崎武

〔人物〕昭和11年10月28日、岡崎丑松の二男として台湾に生まれる。昭和21年に日本に戻ったが、翌22年に両親を亡くした。昭和29年に身体を壊したが昭和37年27歳のころから遠刈田の木工所で働くようになった。主にテーブル… 続きを読む